「お母さんとの思い出」は、
良いことも、悪いことも話題にのぼります。
同じ親でも、「お父さんの思い出」は楽しい思い出よりも
叱られた、
怒鳴られた、
怒られた、
反対された話を多く聞きますね。
私の父親との思い出は本屋さん。
両親とも本が好きで、私も週一回 来る移動図書館を楽しみにして。
「一人○冊まで」と決まってるので、
早く読み終わったら、曜日が違う別の場所へ借りに行来ましたよ。
父は休みの日曜日、
朝9時30分には家を出て歩いて30分程のアーケード付きの商店街へ行くのが習慣。
アーケード街に本屋さんは三件あったのですが、
お気にりの本屋さんで昼頃まで立ち読みし、時々一冊だけ買ってきてました。
私は小学校に上がった頃から、父親が家を出るタイミング待ち、
足の速い父が黙って歩くのについて行くようになった。
黙って本屋さんに入り、別々にお気に入りの本を探し、立ち読み。
私は夢中になって読みながらも、時々本の世界から戻って父親を探し、時間を確認してまた読み続ける。
父は帰る時にボソッと「行くよ」と声を掛けてくれるので、慌てて父の手元を見る。
父が本を持っているか?
高そうな本か?をさっと点検。
『カバーが柔らかい本を持っている』
『先週、買ってもらっていない』
条件が揃っているのを確認し、
事前に選んであった本を「これ買って」と出せば大丈夫。
私が持っている本を取り上げるようにしてレジへ歩いて行き、
お金を払うと黙って本を差し出す。
帰り道も父に置いていかれないように小走りでついて行く。
私は玄関で靴を脱ぎそのまま寝転んで本を読み出す。
父が帰ると数分でお昼ご飯が出るのが視界に入り、
早くご飯を食べなさいと聞こえるが気にしない。
私は最後のページを読み、本を閉じてからお腹が空いていたのに気づく。
私の父との思い出。
父は人間的に残念な部分が多かったが、本屋さんの父は大好きだった。
あなたとお父さんとの思い出はなんですか?
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この度、Amazonで初めての電子書籍を出版させて頂きました。
タイトル「悩んでいるあなたへ 赤ちゃんもしてる わかり合うコミュニケーション 」
「コミュニケーションって何?」
「なぜ必要なの?」
言葉を話さない赤ちゃんも取っているコミュニケーション 知るというテーマで、
書いた書籍になります。
是非、よろしくお願いいたします。
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